2020.05.25
長年愛用の入れ歯を紛失|すみれ日記帳
column
70代 女性 H様のケース
《来院理由》
過去に入れ歯を作ったことがあるが食事ができず、ずっと使っていない。
きちんと食事ができる入れ歯を作りたい。
《治療内容》
上下総入れ歯を作成した。
《コメント》
上下の顎の形はとてもきれいで、
型取り後の仮入れ歯の吸着もあり(総入れ歯は吸着が大切です)順調でした。
ところが、ワックスで人工歯を仮止めした仮入れ歯を装着したところ、
右側で噛むとどうしても入れ歯が外れてしまうことが発覚しました。
これでは食事ができません。
そこで、私共はH様の顎の形、上下の顎の位置関係などを精査しなおしました。
結果、目立ちにくい奥歯だけは機能を優先した歯並びに変更しました。
大きく笑うと奥歯の歯並びの見た目に違和感は残るものの、
食事で噛めることを優先した歯並びにしました。
H様のような特殊なケースの場合、通常の保険診療で作るいわゆる基本的な入れ歯ですと、
問題点になかなか到達しにくいことがあります。
当院では仮入れ歯の段階で徹底的に問題点を追及して、
患者様の求める入れ歯に可能な限り近づけるよう最善を尽くしております。
access
神田駅から徒歩5分