2020.06.06
前歯の不安と、さようなら!|すみれ日記帳
column
70代男性Hさまのケース
《来院理由》
以前保険で入れ歯を作ったが全く使えなくて困っている。
自費で使い心地の良い入れ歯を作りたい。
《治療内容》
右下奥歯4本のバネあり部分入れ歯を作成した。
《コメント》
せっかく時間をかけて作った入れ歯が痛くて噛めず、使えないとのことだったので、
その入れ歯をお持ちいただき拝見しました。
両端に金属のバネがついているタイプの、見た目はごく普通の入れ歯でしたが、
そのバネが歯にあっていなくて役目をはたしていませんでした。
また、ピンク色のプラスチックの部分も歯茎に合っていません。
そのため入れ歯を装着した次の瞬間から、ふわーっと浮き上がってしまう状況でした。
Hさまによると、安定剤を使ってみたが全く落ち着かなかったとのことです。
これでは食事をするどころか、口に入れていることもできません。
そこで、しっかりホールドできるバネを改めて作成しました。
入れ歯の設計は確認用仮入れ歯をHさまの実際のお口に装着したうえで、
歯科医師と技工士が口、頬、舌の動きを精査しながら少しずつ調整して決定しました。
出来上がった入れ歯はカチッと音をたてて装着でき、
口や頬や下を動かしても浮き上がることはありません。
当院ではこれらの工程をすべて一日のうちに行います。
Hさま『この入れ歯は安定剤を使わなくてもいいんですか?』
歯医者『そうですね、安定剤を使わなくてもお食事できますよ!』
Hさま『今回は下を作ったけど、実は上の入れ歯も安定剤なしではすぐに外れるんですよ。
安定剤を使うと味がかわるんだよね。安定剤いらずの入れ歯ができるんだったら
今度、上の入れ歯も作り直しをお願いしたいなあ!』
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