2019.11.18
抜かなくちゃダメ?|すみれ日記帳
column
結論は『どちらでもOK』
ひと昔前までは、寝るときには入れ歯を外すようにお願いする事が普通でした。
小さな入れ歯の場合、間違って飲み込んでしまう、
衛生面で心配がある、といった理由でしょうか。
間違って飲み込むというのは、まず飲み込めるサイズの小さな入れ歯で、
さらには金属のバネが合ってなくてゆるゆるな場合だと思います。
当院でお作りする入れ歯はきちんと合った入れ歯になりますので、
外れて飲み込むことは考えにくいです。
※注意
まれに高齢の方などで着脱が難しい場合は、
あえて緩く設計することもありますので、
その場合は必ず入れ歯を外してもらいます。
衛生面という場合は、確かに一理ありますが、
きちんと歯磨きして、入れ歯も洗浄剤でお手入れしていただけば
さほど問題にならないように思います。
最近は顎関節症でお悩みの方も多いかと思いますが、
入れ歯を入れてお休みいただくことによって、顎の位置が安定して、
顎の痛みが軽減するという事もあります。
入れ歯を外して寝ると、
残っている歯に対する負担が大きくなってしまうので、
残っている歯を保護するためにも、
入れ歯を入れた状態で寝るほうがいいです。
朝目覚めて鏡の前に立ったとき、
歯がある状態のほうが嬉しい、なんてお話もお聞きします。
というわけで、
入れ歯をいれて寝てもらう方がいいのかな?
という気がしますので、
当院で入れ歯をお作りいただいた患者様には
入れたままでお休みいただくメリットをお話しています。
ただし、一方で入れたまま寝ると
安眠できない、
悪夢を見てしまう、
などというお話も聞いたことがあります。
ですから、結論としては、
『いろいろ試していただいて、らくな方・安眠できる方にしてください』
とお話しております。
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