【部分入れ歯と総入れ歯のメリットデメリットを解説！】

こんにちは！すみれデンタルクリニックです。
本日は、部分入れ歯と総入れ歯のメリットとデメリットについてお話いたします。
入れ歯に関して悩んでいる方はぜひ読んでみてくださいね。

歯科治療において、歯が欠損してしまった場合、入れ歯を使用することが多くあります。入れ歯は、虫歯や歯周病、歯の欠損などの口腔内の問題を解消することができます。特に歯の欠損がある場合、しっかり噛むことができなかったり、発音が不自然になったりすることがありますが、入れ歯を使用することでこれらの問題を改善することができます。

また、入れ歯は近年、デザイン性を追求した商品も多く出回っており、使いやすく、美しいものもあるため、自分に合った入れ歯を選ぶことで、より快適に使うことができます。

そして、入れ歯には、部分入れ歯と総入れ歯の二つがあります。この二つにはそれぞれ特徴があり、メリットやデメリットがあります。今回は、部分入れ歯と総入れ歯のメリット・デメリットそれぞれを比較して解説していきます。

部分入れ歯

部分入れ歯は歯の欠損が少ない場合に使用されます。例えば、前歯一本だけが欠損している場合に、その欠損箇所だけを埋めるために、部分入れ歯を使用することができます。部分入れ歯は、欠損箇所にフックが付いており、他の歯に引っ掛けて装着することができます。

部分入れ歯のメリット

まずは部分入れ歯のメリットについて解説していきます。

1.自然な見た目になりやすい

部分入れ歯は、欠損箇所に合わせて作られるため、自然な見た目になりやすいです。自分の歯の形状や色調に合わせて、作成が可能です。そのため、総入れ歯と比較した時には、自然な見た目になりやすいと言われています。また、周囲の歯を傷つけることが少なく、歯を保護することができます。

2.取り外しやすく、より衛生的

部分入れ歯は簡単に取り外しができるため、口内のケアがしやすいことがメリットとして挙げられます。例えば、磨き残しや食べカスがつきやすい箇所を入れ歯を外して清掃できます。また、入れ歯自体も洗浄がしやすく、衛生的に保つことができます。このように入れ歯を使用することで、口腔内の清潔を保つことができるため、口臭や歯周病予防にもつながります。

清掃する際には、歯ブラシで優しく磨き、入れ歯も歯磨き剤で洗浄することができます。毎日掃除するのはもちろん、取り外してから清掃を行いましょう。また、細かい汚れを落としきれない時は、柔らかい歯ブラシなどをお使いください。

部分入れ歯のデメリット

次は部分入れ歯のデメリットについて解説していきます。

1.他の歯への負担

歯を引っ掛けるようにして装着するため、周囲の歯に負担をかけることがあります。特に、周囲の歯に虫歯や歯周病が進行している場合は注意が必要です。残っている歯にばねをかけて固定するため、残っている歯に余計な負担をかけてしまいます。しっかりとした治療を受けずに歯周病のまま入れ歯を入れると、他の歯までダメージを負ってしまいます。

2.部分入れ歯は取れやすい場合もある

部分入れ歯は、粘着力が弱めであるため、あっていない入れ歯ですと、食事中や昼寝時などに外れることがあるため、注意が必要です。また、天候や温度の変化によって、歯茎が腫れたり、入れ歯が合わなくなることがあるため、入れ歯のフィッティング確認をすることが大切です。そのため、専門医に診てもらうのが良いでしょう。

3.食べカスが装着しやすい

部分入れ歯には歯と歯茎の間に隙間があるため、食べカスが挟まりやすいので、外出時など洗う事が出来ない場合は、不快感やストレスを感じる可能性があります。

2.総入れ歯

総入れ歯は、全ての歯が欠損している場合に使用する入れ歯です。歯科用アクリル系レジンというピンク色のプラスチックと硬質レジンの白い歯の部分で構成されています。吸盤の原理で歯茎に吸着させます。

総入れ歯のメリット

次は、総入れ歯のメリットについて解説していきます。

1.大量の歯の欠損を補うことができる

総入れ歯は、全ての歯が欠損している場合に使用することができるため、大量の欠損を補うことができます。もう自力で食べ物を噛めないと諦めていた方でも、総入れ歯を使用することで正常な噛み合わせを取り戻すことができます。

2.自分に合った形状や色に仕上げられる

総入れ歯は、ご自身のご希望に沿った、歯の色や歯の形を選ぶことができ、あえて八重歯などを作ることも可能です。
そのため、自然な見た目に仕上げることができます。総入れ歯は、定期的なメンテナンスを受けることで長期的に利用することができます。

3.虫歯や歯周病の問題が少ない

自分自身の歯を必要としないので、虫歯や歯周病の問題が一切ございません。お口の外で容易に全ての歯を綺麗に清掃することが可能です。

総入れ歯のデメリット

最後に総入れ歯のデメリットについて解説していきます。

1.外れやすくなる事がある

総入れ歯は、歯茎への陰圧による吸着のみで安定させています。そのため、歯茎の形によっては安定しづらい場合がございます。
また、口内で「カチカチ」と音が鳴り、違和感が生じることがあります。
この違和感は、しっかりとした専門医で製作しないと起こりうる場合が多いので、カウンセリングをしっかり受け、経験豊富で技術力のある医院で治療するのが最適と言えます。

2.歯茎に負担や痛みがかかる場合がある

総入れ歯は、歯茎とぶつかって痛みを感じやすいことや自分の歯と比べて噛む力が弱いことから、食べ物をうまく噛めない場合があります。そして、安定性が悪い場合は落ちてきやすくなるため、安定剤を毎日お使い頂かなければならない場合がございます。

以上のように、部分入れ歯と総入れ歯にはそれぞれにメリットやデメリットがあります。それらを踏まえ、自分に適切な入れ歯を選択することが大切です。また、どちらのタイプの入れ歯を使用するにしても、口内ケアは欠かせず、適切な清掃を行い、定期的な歯科受診をすることが重要です。歯は毎日使うものなので、自分に合った専門医を選んで適切な治療を受けましょう！

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